どうも、ぽそ工房のぽそでございます。
今回はオーディオ好きなら定番!?のオペアンプ交換をしてみました。
そして、このオペアンプは、以前NorthFlatJapan【NFJ】様より商品提供をいただきYouTube動画にしたものをブログ記事にしています。
自身のYouTubeチャンネルで空気録音した音源もあるので、良かったら聞いてみてください。
オペアンプについて
オペアンプとは?
まず、オペアンプとはどういったものなのか自分も分からない部分が多いので調べてみると、
オペアンプ(operational amplifier,オペレーショナル・アンプリファイア)は、非反転入力端子(+)と反転入力端子(-)と、1つの出力端子を備えた増幅器の電子回路モジュールである[1]。日本語では演算増幅器という[1]。OPアンプなどと書かれることもある[1]。増幅回路、コンパレータ、積分回路、発振回路など様々な用途に応用可能である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ん~よくわからん・・・
色々なサイトを覗いてみると、要は『微弱な電気信号を増幅することができる集積回路(IC)』という事らしい。
オーディオアンプで使われるオペアンプは電気信号を増幅させる際にどんな味付けにするか?ということでいいのかな?(笑)
【OPA627AU】とは?
今回使用するこの「OPA627AU」とはどんなオペアンプなのか、ヤフーショッピングの商品ページから引用させてもらいます。
シングルオペアンプ OPA627AU(SOPタイプ)2個をNFJオリジナル設計の2回路化基板に実装し、2回路8PinDIPオペアンプ化したオペアンプ完成品です。
OPA627オペアンプICはBB社時代製造のビンテージタイプとなり、現行のチップとくらべてプロセスルールが違い、内部配線が太いため中古パーツながら一部の間で非常に人気の高いオペアンプICです。
製品の特徴
Yahoo!ショッピング NFJストア ヤフーショッピング店様より引用
・バーブラウン社時代のIC
・ソケット周りのコンデンサ等と干渉しないソケットサイズ設計
・回路を極力太く設計したNFJ専用設計基板
・オペアンプIC以外の部材は新品で構成
製品仕様
- 製品仕様
- 販売単位:1個
- オペアンプ:Burr-Brown社製 OPA627AU ×2(両面実装)
- 外形:DIP-8P
- 動作電圧:±4.5V〜±18V
- 回路数:2回路
- サイズ:約10.5mm×9.8mm×9.3mm(突起部を含む)
- 重量:1.1g
商品評価が非常に高い!
電子工学をほぼ知らないワタシにとっては商品説明を見てもちんぷんかんぷんですが、何よりすごいのが商品のレビューの点数が非常に高い事。100件を超えるレビュー数なのに、星5点満点中「星4.81」という高評価!サクラレビューなんかじゃないかと疑うレベルですが、内容を見てみると具体的な内容ばかりで決してサクラレビューでは無いことがわかる。
今回交換する機種『FX-502J PRO』
今回実験台になってもらうのはFX-AUDIOの『FX-502J PRO』。
クリアな音質、かつトーンコントロールも出来るので使いやすくお気に入りのアンプです。
このアンプの紹介動画もあるので気になった方はご覧ください
オペアンプ取り付け
アンプ外枠取り外し
このアンプは前面、背面ともに4カ所ネジで固定されていますが、上側の2カ所ずつ外せばアンプの上蓋を取ることができます。私は知らずに全部のネジを外してしまい無駄足となりましたw
オペアンプの位置確認
このアンプには2ヶ所オペアンプが使われています。
- トーンコントロール回路オペアンプ(画像赤枠上側)
- 前段増幅オペアンプ(画像赤枠下側)
既存のオペアンプ取り外し
オペアンプを取り外すにあたって専用の引き抜き治具も購入しました。
さて、これで簡単に引き抜けると思ったらトラブル発生!治具の位置が悪かったのか片側のピンだけ抜けてしまいました。(写真は参考で。こんな感じになっちゃいました。)
このままではピンが曲がってしまうのでもう一度はめ込んで再挑戦!
今度は無事に取り外し成功!もう1カ所も気を付けながら取り外しました。
標準で付いていたオペアンプ
オペアンプ取り付け
オペアンプには向きがある!
取り付けに当たり気を付けなければいけない点が、オペアンプには取り付け向きがあるという事。
- 本体側には切り欠き有り
- オペアンプ側には印刷表示有り
これらの向きを合わせるように取り付けを行ってください。
2ヶ所のオペアンプの向きが逆
もう1点気を付けなければいけないのが、2ヶ所あるオペアンプの向きがそれぞれ逆向きだという事。取り付ける際は良く確認したほうがいいですね。
あとは差し込むだけ!
オペアンプの向きを確認したらあとは差し込むだけの簡単なお仕事ですw無機質な基盤の上に赤いオペアンプが映えますね!
外枠戻し
あとは蓋を戻して完成・・・かと思いきや、蓋にも向きがありました(汗)
蓋も向きを合わせて取り付ければ無事に完成!
オペアンプ交換後の音質は?
私の感想
中音域が少し奥に行ったような感じでややドンシャリに。高音域の伸びや煌びやかさが増したように感じます。特にアコースティックギターやピアノの音色の滑らかさや艶感が全然違いました。音の立体感、解像感がワンランク上がったように感じます。
YouTube動画への感想
周波数特性が広くなり、中高音のキレが凄く良くワイドレンジ化されています。
シンバルやスネアの押し出し感があり,ドラムの迫力が増したように感じました。
びっくり、高音域の暴れが抑えられてスッキリした音に化けてます。
おぉー粒立ちが良くなって立ち上がりも向上しているが ハイ上がりのように感じる方も居てるかもしれませんね!個人的には好きです!
OPA627 は、高音質でハイファイな音ですね。 いかにも、オーディオっぽい音と言った印象です。 若い方には、断然こちらが好まれそうです。 標準の方は聴き疲れしない感じで、 ジャズやボーカルものを、リラックスして聞くには、 こちらの方が好ましいかも?と感じました。 良い音を出す OPA627 と、 良い音楽を聞かせる NE5532 と言った印象を受けました。
オヤジの腐った耳には純正のが ギターやボーカルが聞き取りやすく感じてしまった(^_^;)
OPA627AUは100時間はエージングしないと本領発揮しないですよ。交換直後は耳が痛い感じの音ですがそれが見事に消えていきます。
まとめ
オペアンプを交換してみて、『OPA627AU』の評価が高い理由が分かりました。人によって音の好みがあるので全員に勧めることはできませんが、自分には好みの音質でした。気になっている方はレビューを参考にどういった音質になるのかを見てから購入されると良いと思います。自身のYouTubeチャンネルで空気録音した動画をアップしているので、少しでも参考になれば幸いです。
最後にオペアンプ交換時の注意点を書いておきます。
- オペアンプ交換は分解作業を伴うので保証が無くなります。
- 交換時の不具合は自己責任になります。
- オペアンプには向きがあります。(切り欠きマークをよく確認しましょう)
最後までお読み頂きありがとうございました。良い音楽ライフを!