【KZ VX10】KZから4BA+1DDの完全ワイヤレスイヤホン登場!その正体は高音質ボーカルホン!?

イヤホン

KZから完全ワイヤレスイヤホンでは最多のドライバーを搭載した『VZ10』が登場!以前『Z3』では片側4BAでしたが、今回は4BA+1DDの5ドライバーを搭載してきました。有線機では得意なハイブリッド構成ですが、ワイヤレスでの音質はいかに!?

【KZ VX10】【50時間エージング】4BA+1DDの完全ワイヤレスイヤホン登場!その正体は高音質ボーカルホン!?ぽそ工房

スペック

カタログスペック

・Bluetooth Ver     5.2
・コーデック      SBC/AAC
・通信距離       15m
・再生周波数帯域    7~40000Hz
・ドライバ       4BA+1DD
・イヤホンバッテリー  35mAh (4h)
・ケースバッテリー   400mAh(20h)

Bluetoothのバージョンは最新の5.2ですが、コーデックはSBCとAACのみ。
今回驚いた点が一つあって、再生周波数帯域の低音側が7Hz~となっているところです。最新の有線のフラッグシップ機をも超える周波数帯域なので気になるところです。ドライバー構成はKZが得意とするBAドライバとDドライバのハイブリッド構成になっています。この後詳しく見ていきたいと思います。
完全ワイヤレスイヤホンと言えば気になるのがバッテリー。イヤホン自体の再生可能時間は4時間となっていて、他の機種に比べて少し短い印象です。ケースでの充電も含めると20時間の再生が出来るようです。

ドライバー詳細

BAドライバは2種類とも(30019)(50024)KZのイヤホンでよく使われているドライバで、主に中高音域の再生を得意とするドライバかなと思います。
ダイナミックドライバも良く使われているデュアルマグネットドライバかと思ったんですが、今回は低音の再チューニングを行っているらしく、そのおかげで、7Hzからの再生を可能としたようです。
このドライバ構成と同じ他の機種はないかなと探してみたら、最近の機種だと『ZAS』が同じドライバーを搭載していました。正確にはドライバーの数だったり、型番が微妙に違ってたりしますが、傾向としては同じ感じなのかなと期待できます。

VX10のドライバ詳細 ※引用 aliexpress KZ Official Store

操作方法

1タッチ    再生/停止
        通話応答/切断 
2タッチ    前の曲(左側)/次の曲(右側) 
3タッチ    ハイパフォーマンスモード
長押し     通話拒否
2秒長押し   Siri(音声アシスタント)起動

KZの他の完全ワイヤレスイヤホンと同じでした。そしてこのご時世にノイズキャンセリングが付いていないのはいかがなものかと思いますけど・・・。これからに期待しましょう。

開封

箱の中身

  • 本体と充電ケース
  • USB type Cケーブル(15cm)
  • イヤーピース(スペア)
  • 取扱説明書(英語、中国語、韓国語、日本語、ロシア語)


取扱い説明書が、英語、中国語に加え、韓国語、日本語、ロシア語でも記載されていたので、以前よりグローバル化が進んでいるのを感じました。

イヤホン本体と充電ケース

イヤホンケースは丸形で、後ろ側に充電用の端子があります。ですが外側に充電確認用のLEDが付いていないのは、いまいちポイント。

次はイヤホン本体。
まず目に飛び込んできたのは、『10DRIVERS』という文字。ブランドロゴよりも、性能アピールを優先した感じですね。全体的にプラスチック感があり安っぽい見た目。

イヤホン形状は内側に出っ張りのあるタイプです。耳に装着した感じはそれほど圧迫感は無く、頭を振っても外れることはなかったです。

ノズルは最近のフラッグシップ機ではお馴染みの、金属製のノズルとなっています。ここだけはゴールドで格好いいと思います。標準で付いているイヤーピースは傘型のものでしたが、装着感は結構良かったです。

スペアのイヤーピース

スペアのイヤーピースも傘型のサイズ違いのものが入ってました。このイヤーピースは薄くてペラペラなんですが、このイヤホンとの相性わ良さそうでした。

試聴

試聴環境

iPhone 11

SONY NW-A45(ウォークマン)

開封直後の音

割とフラットな音質で、アクティブスピーカーの様な力強さがあり、音のタイプは暖色系で、エッジは柔らかめな感じです。
高音域の煌びやかさは抑えめで、抜けが良いとは言えない感じでした。
中音域は、定位感が良く、ボーカルのバックで鳴っている音が聴き取れました。
ボーカルは近めですが、他の楽器とぶつかることなくバランスよく調整されています。
低音は質量感があり、少し強めで輪郭は若干ぼやけ気味な感じでした。
流石に、有線機の様な繊細さはありませんが、音の分離、解像感は良かったです。
完全ワイヤレスイヤホンということで、あまり期待はしていませんでしたが、片側に5個のドライバーを積んでいるだけの事はありました。エージングでどれくらい変わるのか期待しましょう。

50時間エージング

エージングをしてみると、膨らみがちだった低音が締まり中高音がその分スッキリして、解像感、分離感が増しました。おかげで、音場も広く感じる様になりました。
低音も締まったとはいえ、低音の更に低い所をしっかり鳴らしてくれています。
各音域で聴いてみると、高音域は、ストリングスやドラムのシンバル類の音がしっかり分離して定位感良く鳴っています。
中音域は、ボーカル、コーラス、ギターやドラムのスネアなどが重ならずに程よい距離感で鳴っています。
低音域は、アクティブ感のある芯のある低音で、耳心地が良い音を出してくれています。
やはり、ダイナミックドライバーのエージングはある程度必要かもしれませんね。

エージングして色んな楽曲を聴いてみたんですが、このイヤホンはボーカルホンかもしれません。極端にボーカルに振っている訳ではなく、各音域で楽器がバランス良くなっていて、その上にボーカルがうまく馴染んで乗っている様な感じです。レコーディングのミックスに寄る差はありますが、どの曲でもその特性が良く出ていました。
私たちのようなオタク以外は、基本ボーカルをメインで聴くと思うので、良いチューニングだと思います。
あとは、Amazonミュージックでも色々と聞いてみたんですが、ストリーミング音源や低ビットレート音源特有の、劣化しがちな低音やシャリつく高音と上手くマッチして補正してくれているので聞きやすかったです。
この完全ワイヤレスイヤホンは、今の時代に合わせた高音質ボーカルホンと言えそうです。

ハイパフォーマンスモード

ハイパフォーマンスモードについては、今回もPhone11に繋いでBanG Dream!ガールズバンドパーティー(いわゆる音ゲー)で検証しました。このゲームには、ワイヤレスイヤホンを使用した時などの音の遅延と画面タッチのタイミングを調節する機能があるので、どれくらいズレるのかで見ていきたいと思います。(※数値が大きいほどズレがあります)

ハイパフォーマンスモードOFF -10
ハイパフォーマンスモードON -1

ノーマルモードで調整したときは、『-10』とかなり遅延がありましたが、ハイパフォーマンスモードにして調整してみると、『-1』とほぼゼロに近い値になりました。実際にハイパフォーマンスモードでプレイしてみると、若干の遅延は感じるもののある程度プレイすることができました。高難易度のモードでプレイする時は厳しいと思いますが、中難易度のモードでのプレイは問題なくできました。

まとめ

・音のタイプはフラットで暖色系。エッジは柔らかめ
・有線機ほどの煌びやかさは無いが、中高音の抜けが良く音場も広め
・中高音の分離、解像感、定位感に優れている。
・どんな楽曲もそつなく再生し、耳あたりが良い。
・ボーカルが際立ち、バックの楽器がうまく分離している。
・ストリーミング音源との相性も良い。
・ハイパフォーマンスモードが優秀で音ゲーやFPSゲームも出来そう。
・防水、ノイズキャンセリング等の機能は無いが音質はかなり良い。
・たまに通信が片側だけ途切れることがあるので、安定性は今一つ

KZが得意なダイナミックドライバーとバランスドアーマチュアドライバの組み合わせで、ハイブリッド構成の集大成とも言えるかもしれません。
Amazon価格で約6500円と決して安くない値段で、大した機能もありませんが、音質に特化したイヤホンが欲しいという方、ゲームに使用して遅延が気になる方は、選択肢の一つとして考えるのも有りだと思います。完全ワイヤレスイヤホン戦国時代に乗り遅れている感のKZの今後に期待したい!

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