【KZ Z3】【50時間エージング】KZから遂にaptX対応のTWSイヤホンが登場!

イヤホン

どうも、ぽそ工房チャンネルでございます!

KZから遂にaptX対応のTWSイヤホンが登場しました!多分。
過去作のSKSでは、同じクアルコムのチップQCC3040を搭載していましたが、コーデックはAACとしか商品説明欄には描いていませんでした。なのでaptXに対応したのは今回が初めてなのかな?と思います。間違ってたらごめんなさい。汗


KZのTWSイヤホンはイマイチインパクトがなく、購入意欲も湧かないのが実際のところ。今回もレビューするか迷いましたが大好きなKZの為にひと肌脱ぐ事にしました!

スペック

カタログスペック

  • Bluetoothバージョン     Ver. 5.2(Qualcomm QCC3040)
  • 対応コーデック       SBC aptX AAC?
  • 通信距離           15m
  • 周波数帯域          20~40000Hz
  • イヤホンバッテリー 不明   (約6時間)
  • ケースバッテリー       300mA (ギリ2回充電)
  • ドライバ           1BA(30019)+1DD

スペックの紹介です。Bluetoothのバージョンは、最新の5.2となっています。チップは Qualcomm社のQCC3040を搭載しています。おかげでaptXにも対応してくれたので素晴らしい進化だと思います。
通信距離は15メートル。周波数帯域は、20~40000Hz。イヤホン側のバッテリー容量は不明でしたが、実際に6時間くらい持ちました。ケースのバッテリー容量は、300mAで、ぎりぎり二回分の充電ができるかなといったところでした。ドライバは、1BA₊1DDの、ハイブリット構成になっています。BAドライバは定番の30019を搭載。ダイナミックドライバは、ポリマー複合材を使用した10mmデュアルマグネットのドライバということで新作かもしれません。

開封

箱の中身は

  • 本体の充電ケース
  • USB type Cケーブル(15cm)
  • イヤーピース(スペア)
  • 取扱説明書(英語、中国語)

開封してみると、やっぱり埃が付いてたりパッケージに傷があります。なんか、ワイヤレスイヤホンのパッケージだけ特にひどい気がします。気のせいでしょうかね?日本人が几帳面すぎるのか、あちらさんの国が雑なのか・・・

まずは充電ケースから。サイズ感は割とコンパクトな気がします。これくらいなら邪魔にはならなそうです。
一つだけ気になる点があるとすれば、充電用の端子が下側にあること。普通背面側に付けるだろ!って思いますが、これが中華クオリティーなんでしょう。

カラーはこのブラック一色のみで、シルバーのアクセントが入っています。本体は光沢のある樹脂製で、安っぽさがにじみ出ています。有線のイヤホンはデザインが凝ったものが多いですが、ワイヤレスイヤホンの関してはどのイヤホンも似たようなものばかりです。形状も今までとあまり変わっていないような気がします。

スペアのイヤーピースも見ていきましょう!今回意外だったのは付属のイヤーピースが、全て角ばったタイプになっていたことです。以前の傘のタイプのものは、柔らかすぎてうまくフィットしなかったんですが、この角ばったタイプはうまくフィットするので純正のまま使えます。これは個人差があるので参考程度にお聞きください。

すべて角ばったタイプ
    ←以前は傘のタイプ           今回は角ばったタイプ→

ペアリング

iPhone11とペアリング

充電が終わったので、手持ちのiPhone11に接続してみたいと思います。
接続は簡単で、ケースから取り出すとiPhoneが認識してZ3と表示されるので、それをタップすれば接続出来ました。ただ、iPhoneはコーデックの確認が出来ないので、何のコーデックで繋がっているか分かりませんでした。

SONYのウォークマンと接続

続いてSONYのウォークマン(NW-A45)と接続してみたいと思います。
このウォークマンはちょっと古くてBluetoothのバージョンも古いので、ペアリングボタンを押さないと認識しないんですが、それでも簡単に認識して接続できました。こちらはaptXで接続出来たことを確認できました。

持っているandroidスマホ(Xiaomi Redmi Note 9S)にも接続してみましたが、こちらもaptXで接続できました。

操作方法

1クリック  Play/Pause
      通話応答/切断
2クリック  前の曲(左側) 次の曲(右側)
3クリック  ハイパフォーマンスモード
長押し   通話拒否
2秒長押し Siri起動

左右の操作方法はほぼ同じ。違う点は曲の送りと戻りで、左側で2クリックすると前の曲、右側で2クリックすると次の曲に。ボリューム調整機能が付いていないのは残念なところです。

ハイパフォーマンスモード

ハイパフォーマンスモードについては、今回もPhone11に繋いでBanG Dream!ガールズバンドパーティー(いわゆる音ゲー)で検証しました。このゲームには、ワイヤレスイヤホンを使用した時などの音の遅延と画面タッチのタイミングを調節する機能があるので、どれくらいズレるのかで見ていきたいと思います。(※数値が大きいほどズレがあります)

ハイパフォーマンスモードOFF -13
ハイパフォーマンスモードON -1

まずノーマル状態での遅延ですが、-13と結構ズレがあります。しかし、過去の「AS08」や「AZ09」は、-20だったので、若干早くはなってます。
続いてハイパフォーマンスモードですが、かなり早くなりました!結果は-1と、ほぼ遅延が無い状態まで早くなりました!これは驚きです!過去作ではハイパフォーマンスモードにしても、-15くらいだったので、驚愕の進化です。やはりチップの差は大きいみたいです。

試聴

開封直後の音

まず開封直後の音ですが、低音がかなり強いです。低音の質量が大きく、締まりが無くボワボワした感じの音でした。高音はKZらしいシャカシャカした音でクリアな音ですが、出力は弱めです。最近の有線のKZイヤホンは、かまぼこ型の音質が多い中、久しぶりのドンシャリイヤホンでした。音場は広くは無く、ボーカルは近くから聞こえ、定位感はまぁまぁといったところ。
かなり低音が強いイヤホンなので、エージングによって低音が締まれば、バランスの良いイヤホンになると思うので、エージングに期待しましょう。

50時間エージング後

今回はエージングのアプリではなく、音楽を流しながらエージングしました。

結果は、エージングしてもほぼ変わりませんでした。若干低音が締まったように感じますが、それでも低音が大きくボワボワした音でした。割合で言うと、7:3で低音成分が大きいです。
KZの過去のワイヤレスイヤホン『S1』『Z1』は持ってないので比較は出来ませんが、ほぼ同じ構成の有線機『ZST』の方がバランス良く感じます。
ハイパフォーマンスモードで聴くと、サラウンド感が向上し、少しバランスは良くなりましたが、音質に関してはあまり褒める部分がありませんでした。残念です。

まとめ

それではまとめです。コーデックが遂にaptXに対応しましたが、音質に関しては低音が大きく、籠った音の為、あまり良い音とは言えません。
しかし、ハイパフォーマンスモードが優秀で、遅延が非常に少なかったです。音ゲーやFPSゲームをやる方には適していると思います。
イヤホン自体のバッテリーの持ちも良く、ノーマルモードなら約6時間持つので通勤、通学に使う場合は十分でしょう。
装着感は良く、圧迫感もそれほど感じませんが、形状的に合わない人もいるかもしれないので注意が必要です。
Amazonで約5000円とそこまで安くは無いので、使用目的に合った人にしか勧められません。今後、音質、デザイン、性能が良いイヤホンが出てくる事を祈りましょう。

・遂にaptXに対応
・音質に関しては、低音が大きくこもった音の為、あまり良いとは言えない
・ハイパフォーマンスモードが優秀で遅延が少ない。音ゲーやFPSゲーム
 に適している。
・イヤホン自体のバッテリーの持ちが良く、ノーマルモードなら約6時間
・装着感は良く圧迫感もそれほど感じないが、形状的に合わない人も
 いるかも
・Amazonで約5000円とそこまで安くは無いので、使用目的に合った
 人にしか勧められない。

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